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「西澤研究班」に疑問、厚労省にも公開質問状

レポート 2014年8月13日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

混迷を続ける医療事故調査制度のガイドライン策定をめぐる議論。批判の急先鋒に立つ、坂根Mクリニック(茨城県つくば市)院長の坂根みち子氏は8月11日、公開質問状を送付した。 その宛先は、厚生労働科学研究費補助金による「診療行為に関連した死亡の調査の手法に関する研究」の研究代表者を務める、全日本病院協会会長の西澤寛俊氏と、研究班の実質的事務局を務める、厚労省医政局総務課医療安全推進室長の大坪寛子氏の2人。厚労省のホームページに掲載された「西澤研究班」の「会議概要」が実際の議論の内容と異なる点や、坂根氏が8月6日の「西澤研究班」の第3回会議で、メンバーの随行員として参加を認められず、退席を余儀なくされたことを問題視する内容で、8月18日までに回答を求めている。 「西澤研究班」の議論の内容で問題視しているのは、7月30日の第2回会議で、届出基準を議論した際、会議後のブリーフィングで、会議の内容と異なる内容を説明した点(『“事故調”、「西澤研究班」に危機感』を参照)。 公開質問状では、「議事論点が一致していないにもかかわらず、会議後、西澤氏は、『結論として一致した』とブリーフィングし、厚労省のホー...