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「坂根班」、“事故調”GL案を9月1日公表

レポート 2014年8月24日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療法人協会の「現場からの医療事故調ガイドライン検討委員会」が8月23日、中間取りまとめに向けた議論を行った。同委員会委員長を務める坂根Mクリニック(茨城県つくば市)院長の坂根みち子氏は、「法律に則ったガイドラインを作成する」と強調、23日の議論で文言を修正の上、「中間取りまとめ」として9月1日に公表する方針。 「現場からの医療事故調ガイドライン検討委員会」の委員長を務める坂根Mクリニック院長の坂根みち子氏。 「中間取りまとめ」のガイドラインは、16ページ程度で、2015年10月からスタートする医療事故調査制度は、第三者機関(医療安全調査・支援センター)への届出が起点になることを踏まえ、第三者機関への届出の在り方を中心にまとめた内容。「医療行為に起因した死亡のうち、管理者および現場の医療者が、予期しなかった死亡」を届出の対象とし、その考えをチャート図で示している。転倒・転落など、病院の管理に起因する死亡は届出の対象外とする。「予期しなかった」の解釈も整理する方針。 そのほか、坂根氏は、ガイドラインの原則として、(1)「有害事象の報告・学習システムのためのWHOドラフトガイドライン」...