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女性医師の悩み「ロールモデル不在」など多々

レポート 2014年8月25日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

安倍晋三政権の女性の活躍支援方針などを受けて、厚生労働省は8月24日、都内で「女性医師のさらなる活躍を応援するシンポジウム」を開催した。意見交換会では、参加した女性医師から、男性上司の理解を得られなかったり、周囲にロールモデルが見つからないなどの問題点を訴える声や、当直などを免除されている女性医師からは「周りに感謝しているだけで良いのか」との質問が出た。 厚労省で実施されている女性医師の活躍を支援する懇談会のメンバーが、それぞれの経験や考え方を話し、今後の懇談会の議論でも、意見が活用していく方針(『国が女性医師支援の懇談会立ち上げ』を参照)。 「女性医師のさらなる活躍を応援するシンポジウム」では、参加した女性医師から、キャリアなどの悩みが多く出た。 シンポジウムには女性医師を中心に100人以上が参加。最初に、厚労省の懇談会のメンバーである大阪府立母子保健総合医療センター消化器・内分泌部長の恵谷ゆり氏、あいち健康の森健康科学センター長の津下一代氏、日本女医会会長の山本紘子氏ら5人が講演。その後、会場の出席者と、講演者らの懇談会のメンバーとの間で意見を交換するセッションがあった。 「男女の...