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「坂根班」、“事故調”GLの中間報告公表

レポート 2014年8月26日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医療法人協会の「現場からの医療事故調ガイドライン検討委員会」は8月26日、医療事故調査制度のガイドラインに関する中間報告書を公表した(PDF:544KB)。 当初9月1日に公表予定だったが、同委員会委員長を務める坂根Mクリニック(茨城県つくば市)院長の坂根みち子氏は、「委員の意見集約、案の修正が早期に完了したので、広く医療界に知ってもらい、さらなる議論を深めるために、公表を早めた」と語る(『「坂根班」、“事故調”GL案を9月1日公表』を参照)。中間報告書は9月1日発行の日本医療法人協会ニュースの9月1日発行号で掲載予定。 中間報告書は、2015年10月からスタートする医療事故調査制度について、「改正医療法の条文だけでは、医療従事者には理解しにくい部分があると思われる」と指摘。その上で、本ガイドラインの趣旨について、「臨床現場の医療従事者が判断に迷わないよう、また医療現場に過剰な負担が生じ、患者が危険にさらされることのないよう、改正医療法の条文を原則論から解説するとともに、本制度の在り方について提言する」と説明している。 その説明通り、本ガイドラインは、改正医療法に準拠したことが最大...