東北薬科大、医学部新設の“第一関門突破”
レポート
2014年8月29日 (金)
橋本佳子(m3.com編集長)
文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」(座長:遠藤久夫・学習院大学経済学部長)は、8月28日の第5回会議で、東北地方に医学部を1校に限り新設する候補として、「7つの条件」付きで、学校法人東北薬科大学(仙台市青葉区)を選定した。文科相は、これを受け、復興相と厚労相と協議、その上で来週早々にも、選定結果を正式公表する。 「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」後、文科省で会見した、座長の遠藤久夫・学習院大学経済学部長。 東北薬科大学は、医学部新設に伴い、「東北医科薬科大学」に名称変更の予定(『「東北医科薬科大学」、2015年4月の実現目指す』、『東北の医学部新設、「現時点でダメな候補なし」』を参照)。昨年10月に医学部新設意向を表明した際は2015年4月の開学だったが、2016年4月に変更している。医学部新設が正式に認められれば、1979年の琉球大学以来、37年ぶり。医学部長候補は、元東北大学加齢医学研究所教授で、東北薬科大学放射線核医学講座教授の福田寛氏。 医学部新設には、宮城県による宮城大学、一般財団法人脳神経疾患研究所(福島県郡山市)が母体となる国際復興記念...
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