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教員確保は「一定のめど」、東北薬科大

レポート 2014年8月29日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」において、新設候補として条件付きで選ばれた東北薬科大学(仙台市青葉区)の理事長・学長の高柳元明氏らが8月28日夜に会見した(『東北薬科大、医学部新設の“第一関門突破”』を参照)。選定について、喜びの感想を述べるだけでなく「(審査会に出された構想の)3つの中で、最も適切だろうということだろう」と述べ、課題すべき解決の多さにも言及した。 さらに、今回の選定への自信については、修学資金確保の難しさなどから、高柳氏は、「なかった。90%くらい宮城県だろうと思っていた」と述べる場面もあった。 今後の最大の課題として高柳氏が挙げたのは「(卒業生の)地域定着策と修学資金整備」。私立大学の医学部となるため、同じく新設を目指し構想を出していた宮城県との連携や、地域定着を狙った奨学金のスキームなどを詰めて行くこととなる。 「120人」として計画を示し、構想審査会から見直しが指摘された医学部の入学定員について、高柳氏は減らす方針を示したが、経営の観点から100人程度は確保したい考え。現在、同大が仙台市内に持つ大学病院の病床不足分と、教員確保については...