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外科医の父「内科は全人的に診る必要あり」◆Vol.1

スペシャル企画 2014年9月9日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

中堅医師のキャリアをつづる「私の医歴書」。次にご登場いただくのは、(株)日本医療機器開発機構の代表取締役の内田毅彦氏。循環器内科医としてスタート、公衆衛生に関心を持ち、米ハーバード大学公衆衛生大学院に留学したのが、転機となった。米食品医薬局(FDA)と、日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)のほか、米のボストン・サイエンティフィック社などに勤務するなど、異色の経歴の持ち主。日米の医療機器の審査に精通した内田氏が、今の会社を設立したのは2012年9月だ。 臨床医から今の会社経営に至るまで、さまざまな転機に直面した内田氏。何をどう考え、いかなる理由でキャリアを積んできたのか……。計8回の連載でお届けする。 内田氏は群馬県沼田市の出身。実父も医師で、沼田市で病院を経営している。幼少の頃から、医師を目指すと自然に思っていたという。 家族や親族、周りの多くが医師で、小さい頃から、「医師になれ」のような感じで言われていました。だから、自然と「医師」という仕事は頭の中にありました。僕は長男ですが、姉も医師になり、実家を継いでいます。 高校時代も、親には、何かと医師になるように言われていました。ただ...