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「医療界の意見一本化重要」今村日医副会長

インタビュー 2014年9月2日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子、池田宏之(m3.com編集部)

医療界に生じている控除対象外消費税の問題。消費税率10%時の抜本的解決を目指して、医療界の意見を9月上旬にまとめるべく、医療界では調整を続けている。消費税担当の日本医師会の今村聡副会長に、考え方や取り巻く政治状況などについて聞いた(2014年8月12日にインタビュー)。 ――「原則課税」を求めてきた日医ですが、現状の案には「非課税」が入り、日医の方針転換と受け止める声があります。 日医は、医療機関の控除対象外諸費税が生じない仕組みへの変更を求めているのであり、原則課税の方針は、今でも変わりませんし、日医としての理想を言えば、「課税ゼロ税率」か、それに準ずる免税制度の導入です。何も変わっていません。4月以降、色々な意見を示したのは、医療界から多くの意見が出たので、全ての意見を示した上で、「原則課税」を求める方針となった過程を示しただけです。その中で、現時点で、「課税ゼロ税率」「課税軽減税率」「非課税全額還付」「非課税一部還付」の4つが残っている状況です。 日医の今村聡副会長は、政治による問題解決のたなざらしを恐れて、医療界の意見の一本化を強調した。 ――絞り込みの考え方を教えてください。...