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医学部長の解任、納得できず - 高桑雄一・女子医大教授に聞く

インタビュー 2014年9月9日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

東京女子医科大学は8月24日の臨時理事会と臨時評議員会で、高桑雄一医学部長を解任した(『女子医大、学長に続き医学部長も解任』を参照)。大学のガバナンスを阻害する言動を行ったことなどが理由だ。これを不服とした高桑氏は、翌25日、東京地裁に対し、地位保全を求めて仮処分命令を申し立てた。 高桑氏は、「解任理由として提示された理由の二つは、どちらも納得できない」と不満をあらわにする。高桑氏にその真意を聞いた(2014年8月28日にインタビュー)。なお、女子医大にも取材を依頼したが、「係争中であることから、取材およびコメントについては差し控える」としている。 ――8月24日の臨時理事会、臨時評議員会で、先生の医学部長の解任が決議されました。 東京女子医科大学医学部長を解任された、同大生化学主任教授の高桑雄一氏。 私は東京地裁に対し、8月25日に地位保全を求めて仮処分命令申立てをしています。まず申し上げたいのは、東京女子医大の寄付行為や学則などには、医学部長の解任規定がないことです。医学部長は教授会で選出して、理事会で承認して、学長が任命する。したがって、私の上長は学長であり、理事会および評議員会...