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塩崎厚労相、「医療の効率化、当然必要」

レポート 2014年9月4日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

9月3日に発足した第2次安倍改造内閣で、厚生労働大臣に就任した塩崎恭久氏が、9月4日に就任会見に臨んだ。塩崎氏は、医療費について「かなり伸びている」との認識を示した上で、「医療の効率化は当然必要。今の医療費適正化計画を見直していかないといけない」と述べた。ただ、都道府県における医療費目標の設定については、「検討課題になっている」と述べるにとどめた。 医療費について聞かれた塩崎氏は、40兆円に近付いていることを指摘する一方、「今までさまざまな努力をして、医療の質を確保しながら、国民負担をどれだけ軽くするのか考えてきた」と発言。その上で、「医療の効率化は当然必要だと思っている」「今の医療費適正化計画を見直していなかくてはいけない」として、力を入れる意気込みを示した。 新厚労相の塩崎恭久氏は、薬価の毎年改定のアイデアについて、「あらゆるものを勘案して決める」と話した。 社会保障全体については、社会保障制度改革推進本部の議論を見守る考えを示した上で、「国民に『信頼できる制度』と思ってもらうことが大事」とした。国民負担の増加については、「むやみに国民負担を増やすのは良くない。負担を増やすにしても...