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「社会保障一歩進んだ」、田村前厚労相

レポート 2014年9月4日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

9月3日に第2次安倍改造内閣が発足したことを受けて、1年8カ月務めた職を退任した前厚生労働大臣の田村憲久氏が、9月4日に退任あいさつに臨み、社会保障について「(社会保障制度改革)国民会議の報告書に則って、(社会保障改革の道のりを示す)プログラム法などの法律改正ができ、(改革の)第一歩を進められたと思う」と振り返った。 前厚労相の田村憲久氏は、自信の仕事について「75点」と評価した。 社会保障については、「『これで完璧』というのはない。人口構成が変われば、また問題が出てくる」と難しさをにじませ、今後は、与党の一員として、社会保障に関わりたい考えを示した。 やり残した仕事としては、子宮頸癌ワクチンの積極勧奨が中止になったままである点を挙げ、「方向性を出すためのデータを集めることになった。次の大臣(塩崎恭久氏)に引き継いでいかなくてはいけない」とした。 厚労大臣の職については、「やってみたいと思いながら、安倍晋三首相に指名してもらい幸せだった」と振り返り、働きぶりを自己評価で「75点」とした。「また厚労大臣を務めたいか」との質問には、「何年か先には、局面がまた変わっていると思うので、その時に...