東京都、「福祉先進都市」を目指す

東京都は9月10日、「福祉先進都市東京に向けた懇談会」を開催、「医療・介護分野」について有識者からのヒアリングを行った。今後、「子供分野」「高齢・障害・生活分野」に関しても懇談会を開催、政策立案の参考にする方針。 懇談会の冒頭であいさつする舛添要一・東京都知事。 舛添要一・東京都知事は、会議の冒頭のあいさつで、「今年の末に、東京都の長期ビジョンをきちんと作りたい」と述べ、大都会である東京で、地域包括ケアシステム構築していくかが重要課題だとし、出席した有識者に忌憚のない意見を求めた。 議論になった一つが、医師不足の問題。都内での偏在も指摘されたため、舛添知事は、「東京の2次医療圏を、もう一度、チェックし直すことが必要ではないか」と受け止めたほか、メディカルスクールについても、「問題点はたくさんあると思うが、これはできればやりたいと考えている」と意欲を見せた。地域包括ケアシステムについては、短期、中期、長期的課題に分け、「やれるところからやっていく」（舛添知事）方針だ。 有識者としてプレゼンテーションしたのは、下記の7人。 ◆「福祉先進都市東京に向けた懇談会」の出席者 ・上昌広（東京大学医...