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シリコンバレー、そして日本で起業◆Vol.7

スペシャル企画 2014年9月30日 (火)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

4年間勤務した、ボストン・サイエンティフィック社を辞めて、2011年、米国のシリコンバレーで起業する。その狙いはどこにあったのだろうか。 内田毅彦氏は、「結局は自分でやらないとダメかな」という思いから、帰国後に企業したという。 小さい会社を形式上作り、独立したコンサルタントとして、医療機器ベンチャーと一緒に仕事をするのが目的でした。シリコンバレーを選んだのは、やはり医療機器の開発のメッカであり、医療機器ベンチャーが数多くあるからです。何社かとの仕事を通じて、全く新しい医療機器がボストン・サイエンティフィックなどの大企業に買われるまでに育つ過程を見ることができました。ようやく医療機器開発の「入口」から、審査という「出口」までを経験することができたのです。 シリコンバレーには、夫婦2人で立ち上げ、エンジニア1人を雇用してやっているような小さなベンチャー企業が、医薬品だけでなく、医療機器の分野でも、以前からたくさんありました。中には、大学を辞めて起業したエンジニアもいます。ただ、ビジネスのことが分からないので、医療機器会社の事業部長をやっていたような人が加わる。そのようにして開発に成功し、大...