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課税転換要望、不変も「一本化」強調、四病協

レポート 2014年9月24日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

四病院団体協議会は9月24日、総合部会を開催した。去る16日に「医療界を一本化した」としてまとまった控除対象外消費税対応のための日医の税制改正要望については、「四病協として、原則課税を求めていく」との方針を確認した(『「課税転換など要求」、医療界を一本化 』を参照)。税制改正要望では、文言として課税転換が入っているものの、「など」の表現が入り、幅広い解釈ができるようになっている点について「一本化したと言えるのか」と聞かれた日本病院団体協議会の加納繁照議長は、「あくまで要望の文言で一本化したと受け止めている」として、医療界の一本化を強調したが、非課税にとどめ置きたいと考える関係団体もある中、表現の「一本化」に苦慮したことを伺わせた。 控除対象外消費税の問題については、日医の税制改正要望では、消費税率が10%の間に「現行制度から、軽減税率などによる課税取引に転換することなどにより、(控除対象外消費税の)問題の抜本的解決を図ること」と、解釈が自由にできる文言になっている。対して、24日の四病協の総合部会では、「(従来通り)病院団体としては今まで通り、課税転換を求める方針は変わらない」旨を確認...