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関西圏、国家戦略特区の計画決定

レポート 2014年9月24日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

国家戦略特別区域の「関西圏」の区域会議が9月25日に開催され、大阪大学や京都大学などでの保険外併用療養で未承認薬を用いた治療やロボット手術の実施や、「(仮称)神戸アイセンター」での眼科病院(30床)の開設などを盛り込んだ、区域計画を決定した(資料は、内閣官房のホームページに掲載)。今後、厚生労働省と所要の規制緩和の内容を決定後、区域計画の実施に移る。ただし、実施時期は、厚労省との規制緩和に関する交渉次第であり、未定。 医療関係の事業の柱は二つ。「保険外併用療養に関する特例の関連事業」と「病床規制に係る医療法の特例の関連事業」――だ。 「保険外併用療養に関する特例の関連事業」は、米国、英国、フランス、カナダ、オーストラリアで承認を受けている医薬品等であって、日本で未承認または適応外のものを、保険外併用療養の特例として、スピーディーに先進医療を提供するのが目的。実施施設は、大阪大学医学部附属病院(卵巣癌治療薬など)、国立循環器病研究センター(皮下植込み型除細動器、手術支援ロボット(da Vinci)による心臓手術など)、京都大学医学部付属病院(咽頭癌に対する経口的ロボット支援手術法など)―...