安城更生病院、名古屋第一赤十字が2トップ

2014年度医師臨床研修マッチングの「中間公表」で、中部・甲信越・北陸10県の臨床研修病院で、「1位希望人数」が最も多かったのは、安城更生病院（愛知県安城市）となった。トップ10のうち7つは、愛知県の病院が占めた。 ランキングは中部・甲信越・北陸10県の大学病院本院を除いて、「1位希望人数」を基に作成（大学病院分院は含む）。安城更生病院が位置する安城市の人口は約18万人だが、立地する西三河地方の他の自治体からも患者が集まり、高度医療からプライマリ・ケアまで幅広く実践可能とみられる。また、卒後臨床研究評価機構の認定を、愛知県内で最も早く受けている。 2位と3位は、名古屋第一赤十字病院が27人、名古屋第二赤十字病院が25人となり、名古屋市の東西に立地する2つの病院。4位は、聖隷浜松病院（静岡県浜松市）。浜松市の人口は80万人を超えていて、県庁所在地の静岡市を超えているだけでなく、聖隷浜松病院は、医療サービスの良さなどが全国的にも知られていて、世界水準の医療機関評価機構のJCIを取得している。トップ10の病院は、いずれも充足率が100％を超えている。 北陸の市中病院は、希望者が少ない傾向にあ...