1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 西澤班、中間取りまとめを前倒し

西澤班、中間取りまとめを前倒し

レポート 2014年10月1日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働科学研究費補助金による「診療行為に関連した死亡の調査の手法に関する研究」の第7回会議が10月1日に開催され、会議後に会見した研究代表者の西澤寛俊氏(全日本病院協会会長)は、当初は10月末に「中間取りまとめ」を行う予定だったが、時期を早め、次回10月14日予定の会議でまとめる方針であることを明らかにした。最終取りまとめについては、当初の予定通り来年3月の予定。 中間取りまとめの時期を早めた理由について、西澤氏は、「1回、議論をまとめておき、早く積み残しの議論に入るため」と述べ、中間取りまとめに向けた議論を早く終え、まだ取り上げていない論点や、議論を深める必要のある論点についての議論に入る意向を示した。2015年10月の医療事故調査制度のスタートに向け、厚生労働省は別途検討会を設ける方針(『“大綱案”復活の待望論、自民議員から相次ぐ』を参照)。設置時期は未定だが、10月以降の予定とされており、「研究班の議論をどう使うかは、厚労省の問題」(西澤氏)であるものの、この動きをにらみ、取りまとめの時期を早めたとの見方もできる。 「中間取りまとめ」に対しては、11月に広く意見を求める予定だっ...