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患者申出療養、消費税など議題多々- 宮嵜雅則・厚労省保険局医療課長に聞く◆Vol.1

インタビュー 2014年10月9日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

「診療報酬と介護報酬の次の同時改定の2018年度は、医療計画、介護保険事業計画、医療費適正化計画なども一斉に見直す、大きな節目の時期」。こう語るのは、この7月、厚生労働省保険局医療課長に就任した宮嵜雅則氏だ。宮嵜氏が担当する2016年度改定は、その前段階である同時に、2012年度と2014年度という2回の改定を引き継ぎ、改善・見直しを進める位置づけになる。 直近でも、患者申出療養(仮称)の創設や消費率税アップの場合にはその対応など、検討課題が多々の中医協。その指揮を執る宮嵜氏に、課長就任から約3カ月の現状、今後の中医協の予定のほか、過去と今後の診療報酬改定をめぐる動きなどについてお聞きした(2014年10月5日にインタビュー。計4回の連載)。 ――医療課長に就任してから3カ月が過ぎました。 この10月もそうですが、中医協を月2回程度開くなど、議論すべきことが多いのが現状です。(2012年9月の就任直後に)宇都宮前課長も言われていましたが、「(改定を終えたばかりの)この時期に、なぜこんなに議論をするテーマがあるのだろう」という思いはあります(『次期改定に向け既にエンジン - 宇都宮啓・厚...