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2016年度改定は同時改定の先鞭 - 宮嵜雅則・厚労省医療課長に聞く◆Vol.3

インタビュー 2014年10月23日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――2025年の医療提供体制に向けて、2012年度改定が第一歩、2014年度改定が第二歩とされています(『今改定は一体改革の「第二歩」- 宇都宮啓・厚労省保険局医療課長に聞く』を参照)。 「診療報酬と病床機能報告制度を関連付けた仕組みにすることは必要」(宮嵜雅則氏)。 2012年度は診療報酬と介護報酬の同時改定であり、医療提供体制の再構築、地域包括ケアシステムの構築の第一歩でした。次の同時改定は2018年度ですが、同時改定だけでなく、医療計画、介護保険事業計画、医療費適正化計画なども一斉に見直す時期に当たり、大きな節目の時期になります。そこに向けての前段階、一方で2012年度と2014年度の改定で積み上げてきたものについて、どう変えればより良くなるか、施設基準などを見直すべき点はあるかという後段階、これら二つの位置づけになるのが、次回の2016年度改定です。 既に病床機能報告制度がこの10月から始まっており、地域医療構想(ビジョン)策定のガイドライン検討会もスタートしています(『地域医療構想ガイドライン、1月策定へ』を参照)。それを受けて、2015年度から、各地域で地域医療構想の策定が...