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“事故調” 西澤班、中間報告取りまとめ

レポート 2014年10月14日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

2015年10月から開始する医療事故調査制度のガイドラインのたたき台作成に向けて発足した、厚生労働科学研究費補助金の「診療行為に関連した死亡の調査の手法に関する研究」は、10月14日に開催した第8回会議で、「議論の整理」を取りまとめた。ただし、会議後に開かれた記者会見では公表されず、研究代表者の西澤寛俊氏(全日本病院協会会長)は、14日の議論を踏まえて文章を修正の上、可能な限り早く、できれば来週の公表を目指すとした。 「議論の整理」は、過去7回の議論の中間報告の位置付け。西澤氏は、「最終報告は来年3月の予定だが、中間報告の時点でも、いろいろな意見があった中で、ある程度の意見の集約化がされていると思う。今後、厚生労働省がガイドラインを作る際に、かなり参考にしてもらえる内容だと思う」と説明。 医療事故調査制度をめぐる、今後の焦点は二つ。一つは、厚労省が近く発足予定のガイドライン等に関する検討会の人選や議論の進め方だ。日本医療法人協会は10月14日に、「医療事故調ガイドライン」を独自に作成、厚生労働大臣政務官の橋本岳氏に提出している(『医法協“事故調”GL、橋本政務官に提出』を参照)。検討会...