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「医師の絶対数不足」が4割弱◆Vol.5

医師調査 2014年10月22日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.5 「医師の絶対数」「診療科偏在」「地域偏在」「勤務形態の偏在」の存在 Q.5では、医師不足と言われる現状を踏まえ、「医師の絶対数」「診療科偏在」「地域偏在」「勤務形態の偏在(介護系に重点を置く医師、フリーター医師や妊娠・出産・育児で休業・時短の女性医師などの存在による負担のばらつき)」について、どう考えているかを聞いた。 「医師の絶対数」について最も多かったのは、「足りない」で39.9%となった。卒後20年を目安として区分した年齢別でみると大差はなく、45歳以上が40.1%、45歳未満の39.7%が「医師不足」との認識を示している。一方で、医師数が「多い」との回答は12.2%にとどまった。45歳以上では11.9%、45歳未満では12.6%となった。 現状を「医師不足」と捉える会員が、「医師過剰」の約3倍に上り、若い世代の方が、わずかながら「医師過剰」との認識が強い傾向があった。医学部や医科大学の2008年の定員増以降の卒業生が臨床現場に出始めていて、医学部新設の動きもある中、今後傾向が変わる可能性がある。 「診療科偏在」「地域偏在」「勤務形態の偏在(介護系に重点を置く医師、フリー...