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“事故調”西澤班、「自律的な院内調査が基本」

レポート 2014年10月23日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働科学研究費補助金の「診療行為に関連した死亡の調査の手法に関する研究」の研究代表者を務める、西澤寛俊氏(全日本病院協会会長)は10月23日、記者会見を開き、過去8回の会議の意見を取りまとめた「議論の整理」を公表した。 「議論の整理」は、(1)医療事故の届出等に関する事項(医療事故の考え方、医療事故の報告および遺族への説明事項など)、(2)院内調査に関する事項(医療事故調査項目、支援団体の支援)、(3)院内調査結果の報告のあり方(院内調査報告書のあり方、遺族への説明のあり方)、(4)センター業務(院内調査に関する事項、センターが行う調査に関する事項)――の4つの柱について、「これまでの議論の方向性」「その他の意見」「残された検討課題」に分けて整理する構成だ。もっとも、「これまでの議論の方向性」はやや具体性に欠け、意見の整理にとどまり、重要部分の多くが「残された検討課題」に委ねられた。 「診療行為に関連した死亡の調査の手法に関する研究」の研究代表者を務める、西澤寛俊氏(全日本病院協会会長) 西澤氏は、「議論の整理」は、あくまで中間取りまとめであることを強調。「時間が足りず、議論を深め...