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「削除」意見のある特定行為、再検討開始

レポート 2014年10月24日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

2015年10月に始まる特定行為を実施する看護師の研修制度について、研修の内容などを検討する厚生労働省の「医道審議会看護師特定行為・研修部会」(部会長:桐野高明国立病院機構理事長)の第3回が10月23日に開かれた。前回の会議で、2013年10月のチーム医療推進会議において示された特定行為41項目は削減しない方針となっていたが、日本医師会の委員が、「法令上、項目の削減についても部会の検討対象」と主張した結果、医学系学会から「削除すべき」との意見が出ている6項目について、削除を求める学会を参考人として呼ぶなどしながら、再度検討することとなった(『41の特定行為削除せず、21区分で実施へ』を参照)。 経口・経鼻気管挿管などが再検討対象 部会の冒頭で、日医常任理事の釜萢敏氏は、保健師助産師看護師法の中で、特定行為を指定する場合「医道審議会の意見を聞かなければならない」と定められている点を指摘。41項目について「議論が尽くされた」とする委員が多い中、「部会は、(チーム医療推進会議などの)案を追認するためではないのでは」と述べ、医師の学会から意見の出ている項目を、再度部会で議論するように求めた。 ...