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10年後の医学部数「増える」が半数超◆Vol.10

医師調査 2014年11月17日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.10 2024年の医学部数の予測 Q.10では、10年後の2024年に「日本の医学部数がいくつになっているか」の予測を聞いた(有効回答数:526人)。 最も多かったのは、「80(現状まま)」で、36.1%が選んだ。次いで多かったのは、「81」で23.2%となった。現在、東日本大震災からの復興のシンボルとして、東北地方での医学部新設についての検討が進んでいて、東北薬科大学(宮城県)の計画が、地域医療への影響や卒業生の定着策などの観点から検討されている。最短での開学は、2016年度になると見られる(『医学部教授らの公募開始へ、東北薬科大学』を参照)。国が求める要件を満たさなければ、医学部新設が認められない可能性もあるが、「復興」を旗印とした政治色の強い方針となっている。 次いで多かったのは、現状より2つ増える「82」で16.2%。東北地方における医学部新設に加えて、安倍晋三政権が推進する国家戦略特区の一環として、千葉県成田市が、国際医療福祉大学と共同で、「国際的に活躍できる医師の養成」などを掲げて、医学部を新設したい考えを示している。一方で、千葉県や地元の医師会などは反対していて、先行...