1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 10年後の年収水準「不変」が半数近く◆Vol.11

10年後の年収水準「不変」が半数近く◆Vol.11

医師調査 2014年11月19日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.11 2023年の病院勤務医の平均年収の予想 Q.11では、医療経済実態調査における、10年後、つまり2023年の病院勤務医の平均年収の予想を聞いた(有効回答数:526人)。 2012年度の病院勤務医の年収を調べた医療経済実態調査では、医療法人立が1589万6848円、国立が1491万1913円、公立が1516万7406円だった。2023年の予想で最も多かったのは、今と同水準の「1400万円以上1600万円未満」で、45.8%となった。少子高齢化の進展に伴い、2025年に向けて医療需要は増えていくことが見込まれる中、「年収が変わらない」場合、勤務環境の改善などで、勤務医の負担の軽減を考えるのが重要となりそうだ。 2番目に多かったのは、「1200万円以上1400万円未満」で、16.3%。「1000万円以上1200万円未満」も12.2%、「100万円未満」も6.8%の回答者がいた。3人に1人が、「10年後の病院勤務医の年収は減っている」と予想する結果だ。 医師の報酬の原資になる診療報酬についても、2000年代に入ってからはマイナス改定が目立っている。さらに、11月18日には、安倍晋三首...