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「今後10年プラス改定ない」が半数超◆Vol.12

レポート 2014年11月21日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.12 今後10年間で診療報酬改定の最大の改定率(プラス) Q.12では、「今後10年間で診療報酬改定の最大の改定率はどれくらいになるか」の予測を、プラスとマイナスに分けて、その有無と上げ幅を聞いた(有効回答数:526人)。2004年度以降の過去10年の診療報酬改定では、最も引き上げられたのが2010年度改定のプラス0.19%。 「プラス」について最も多かった回答は、「プラス改定はない」で、55.3%となった。2004年度以降、6回の改定において、プラス改定は3回。うち2回は民主党政権下の改定で、残り1回は、2014年度のプラス0.1%。ただ、2014年度は、消費税の引き上げがあり、実質はマイナス1.26%の改定となっている。財務省が「薬価の毎年改定」のアイデアを示すなど、社会保障費の抑制圧力が続く中、「プラス改定はない」との見通しが多くなったとみられる。 次いで多かったのは、幅の最も小さい「0.5%未満の引き上げ」で20.3%。医師が診療報酬の改定に明るい見通しを抱いているとは言えない状況となった。 卒後20年を基準として年齢別にみると、「プラス改定はない」との回答は、「45歳以上...