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特区の先進医療施設、30点満点で評価

レポート 2014年11月20日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・国立社会保障・人口問題研究所所長)は11月19日の会議で、国家戦略特区における先進医療の特例について議論、特区内で先進医療ができる「臨床研究中核病院等と同水準の国際医療機関」の要件や運用の在り方を了承した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 (1)人員体制、(2)治験の実績、(3)データセンター・臨床研究の推進体制――という3項目について、各10点、合計30点満点で評価、原則として21点以上の場合に、「臨床研究中核病院等と同水準の国際医療機関」と判断する。最終的には、厚労省の先進医療会議で、個別の医療機関の状況を踏まえ、総合的に判断して決定する。したがって、21点以上でも「不適格」となったり、21点未満でも「適格」とされる場合があり得る。 (1)の人員体制では、治験・臨床研究に精通する医師、データマネジャー、CRC、生物統計家、倫理審査委員会事務局員、モニタリング担当者という6職種について、それぞれ専任で1人以上配置する場合が10点、6職種のうち一部の人材は「確保の計画段階にある」場合は5点などとなる。(2)の治験の実績は、「治験の実績...