1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 「総合診療専門医は不要」は2割◆Vol.16

「総合診療専門医は不要」は2割◆Vol.16

医師調査 2014年12月3日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.16 10年後に必要な総合診療専門医の割合は? Q.16では、「10年後に必要な総合診療専門医の割合」の予測を聞いた(有効回答数:526人)。総合診療専門医を巡っては、2017年度からスタートする専門医制度改革の中で、「19番目の基本領域」としての専門医創設が検討されている。 最も多かったのは、「1割程度」との回答で36.9%、次いで「2割程度」で24.0%という結果となった。6割強の医師が、「2割程度の医師で足りる」という認識だった。日本においては、臓器別の専門医志向が強かったものの、近年では、若手を中心に「総合診療専門医」を志望する医師も多くなってきている。複数の疾患を持つ高齢者の増加を踏まえ、政府の各種提言などでも、「総合診療専門医」の増加への期待が感じられる。 「総合診療専門医」の確保で1つの鍵となるのは、現在の開業医。日本医師会などは、地域の開業医のレベルの高さを強調する場面が目立つ。開業医と「総合診療専門医」の関係性の考え方によっては、2割程度の医師の確保は難しくない可能性がある。 一方で、「必要ない」との意見も21.3%あった。「総合診療専門医」を巡っては、幅広い診療...