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成田・医学部新設の検討、「重要で緊急性は高」

レポート 2014年12月10日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

政府の国家戦略特別区域の「東京圏」の第2回区域会議を12月9日に開き、区域計画の第1弾を決定するとともに、千葉県成田市での医学部新設などを検討するため、分科会を設置することを決定した。神奈川県の健康・未病産業の創出などについても分科会で検討する。保険外併用療養や病床規制の医療法の特例などを盛り込んだ区域計画は、今後国家戦略特区諮問会議の認定を経て、実行段階に移る(資料は、内閣府のホームページに掲載)。 成田市分科会の設置について、区域会議資料では「1979年以来、認められていなかった医学部の新設について検討して結論を得ることが、極めて重要で緊急性が高いため」と記載されている。内閣府地域活性化推進室は、「区域会議はメンバーが多い。機動的かつ重点的に議論するため」と説明。 分科会の第1回会議は、「早期開催を目指す」とされている。同会議に出席した成田市長の小泉一成氏は、今年中の開催に意欲を見せた。国家戦略特区を担当する、内閣府地域活性化推進室は、「検討課題はいろいろある。遅くならないうちに結論を出す方針」と述べるものの、現時点でいつまでに出すかについては言えないとした。 成田市は、国際医療福...