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日医と日薬、薬局での自己採血検査で合意

レポート 2014年12月17日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会会長の横倉義武氏と、日本薬剤師会会長の山本信夫氏は12月17日、共同で会見し、薬局・薬剤師の業務に関して協議を行い、薬局等で、利用者自身が自己採血検査を行う場合にも、厚生労働省が定めた「検体測定室に関するガイドライン」を遵守するなど、4点を合意したことを明らかにした。 今年4月、厚労省は、医療機関以外で、生化学検査を行う民間事業者が登場した現状を踏まえ、「検体測定室に関するガイドライン」を通知した。しかし、薬局等の店頭で自己採血は行うものの、検査自体は別の施設で実施し、後日結果を伝えるようなサービスは、検体測定室を持たないため、ガイドラインの適用外。今回の合意は、こうした検査についてもガイドラインを適用するという趣旨だ。 横倉会長は、「侵襲性を伴う自己採血については、病原性ウイルス等への感染の恐れがあるため、慎重な対応が求められ、規制が必要」と述べ、地域医療に混乱を来す懸念があったために日薬と協議したと説明した。 合意事項は、(1)検査は原則、医療機関で行う、(2)薬局等で自己採血検査を行う場合にも、検体測定室に関するガイドラインを遵守する、(3)地域住民の健康は、かかりつけ...