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「看護師の気管挿管」を除外、特定行為を決定

レポート 2014年12月18日 (木)  池田宏之(m3.com編集部)

2015年10月に始まる特定行為を実施する看護師の研修制度について、研修の内容などを検討する厚生労働省の「医道審議会看護師特定行為・研修部会」(部会長:桐野高明国立病院機構理事長)の第6回が12月18日に開かれた(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 厚労省は、気管挿管や抜管の2行為を削って制度をスタートさせる案を提示。多数の委員が、条件付きで特定行為に含める流れは変わらなかったが、制度開始へ向けたスケジュールが緊密であることから、桐野部会長が、2行為を削って制度をスタートさせる意見でまとめた(『日医が強硬に反対、看護師の気管挿管』を参照)。ただ、桐野氏は、大多数が賛同していたことを踏まえて、早急に2行為実施へ向けた議論を始めるように求めた。 部会の意見では、21区分38行為の実施が固まった。来年1月に厚労省が特定行為や研修など省令で定める内容を提示して、パブリックコメントを募集。2月に同部会で承認を得た上で、研修施設を来年4月から募集する見込み。 「医道審議会看護師特定行為・研修部会」では、21区分38行為で制度が始まる見込みとなった。 「30年後に議論はありえない」 議論の続いて...