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再生医療と医療機器、3カ月で先進医療に

レポート 2014年12月24日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・国立社会保障・人口問題研究所所長)は12月24日の会議で、再生医療と医療機器に関する「最先端医療迅速評価制度」を運用するための具体的な方法について、了承した(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 本制度は、対象技術や実施医療機関を限定した上で、医療機関からの申請から、おおむね3カ月で先進医療として実施できるようにする仕組みで、今年度中に開始する予定。迅速な審査を進めるために、厚労省の先進医療技術審査部会の中に、「再生医療分科会」と「医療機器分科会」を設置する。既に抗癌剤については、同様の仕組みが2013年11月から始まっている(『抗癌剤の保険外併用、必要あれば速やかに審査』を参照)。 再生医療の対象技術は、厚生労働大臣に再生医療等提供計画が提出された第1種再生医療など。臨床研究中核病院、早期・探索的臨床試験拠点では原則、全ての技術が実施可能。過去に第1種再生医療等を提供した経験がある病院等は、技術ごとに先進医療会議において実施の可否を検討する。 医療機器の対象技術は、厚労省の「医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会」で、「早期...