厚労行政への期待度、低下傾向、31.5%◆Vol.7
医師調査
2014年12月29日 (月)
池田宏之(m3.com編集部)
Q.7 厚労行政への期待度 Q.7では、2015年の厚労行政への期待度を聞いた。「期待している」「ある程度期待している」の合計が31.5%となり、2013年の調査と比較して、3.5ポイント減った(2013年の結果は、『厚労行政に期待は35%◆Vol.6』を参照)。勤務医では37.1%で0.1ポイント増、開業医では26.0%で2.6ポイント減った。2014年度の診療報酬が実質マイナス改定となったことが、経営者の立場にある開業医にとっては、印象が強く、期待度の低下につながった可能性がある。勤務医にとっては、2013年の調査と大きく変わらず、厚労行政の影響を感じる機会が少なかったとみられる。 「期待していない」との回答は全体で23.0%となり、昨年より2.6ポイント増となった。勤務医は、3.6ポイント増の18.4%、開業医は1.5ポイント増の27.5%。現在の安倍晋三政権においては、規制改革会議や経済財政諮問会議など首相直轄の組織から医療制度の改革案が出ている現状があり、医療政策において、厚労省のプレゼンスが下がっている場面が多いことが、期待の低下につながっているとみられる。勤務医にとっては...
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