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JNP、日本の医療の欠点を補う - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.1

インタビュー 2015年1月8日 (木)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

2015年10月から、看護師の「特定行為」研修制度がスタートする。今年注目される医療界の動きの一つだ。それに先んじて、いち早く看護師の役割の拡大に取り組んできたのが、国立病院機構東京医療センター(東京都目黒区)だ。2010年から東京保健医療大学が設立した大学院と連携し、米国のナースプラクティショナーを念頭に、医行為も可能な看護師の養成に取り組んできた。現在、同センターで働くJNP(Japanese Nurse practitioner:診療看護師)は8人。 2014年3月まで院長を務め、JNP養成に積極的に取り組んできた、名誉院長の松本純夫氏と、4人のJNPが所属する救命救急センター長の菊野隆明氏に、JNPの現状をお聞きした(2014年12月19日にインタビュー。計6回の連載)。 ――国立病院機構では、2010年4月から、東京医療保健大学と連携し、特定行為ができる看護師の養成を開始しています(『看護師の役割拡大は患者の「安心」「安全」のため - 東京医療保健大学大学院看護学研究科長・草間朋子氏に聞く』を参照)。 国立病院機構東京医療センター名誉院長の松本純夫氏。 松本 大学院は設立から...