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2015年の見通し「暗」「変」「苦」◆Vol.9

医師調査 2015年1月7日 (水)  池田宏之(m3.com編集部)

Q3 2015年の医療界の見通しを漢字一字で表すと?(5人以上、単位は順位以外「人」) Q.3では、2015年の見通しを、漢字一文字で表現してもらった(回答者:勤務医501人、開業医501人)。 最多となったのは「暗」で101人。消費増税が先送りされた結果として、財務省などからの社会保障費の抑制圧力は高まっており、2015年1月に決定予定の介護報酬も「マイナス改定となる」との報道も流れている。12月の衆院選で大勝した自民党も、医療政策への関心が高いとは言えず、社会保障政策の中で、医療を手厚く担保する流れにはなっていない。また、都道府県ごとの医療費目標設定や、政策を評価した上での基金配分によって、医療機関の競争が激しくなり、勝ち負けが二分化していく可能性もある中で、「暗」い気持ちの医師が多かったとみられる。3位は「苦」と「難」で、それぞれ24人ずつとなり、2014年の苦しい状況が、続くと見通している医師も少なくないようだ。 2位は、「2014年の漢字一字」と同じく「変」で33人となった(『医療界の今年の漢字「忍」「変」「忙」◆Vol.3』を参照)。医療提供体制の変革や成長戦略としての期待...