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JNPは「ミッドプロバイダー」 - 東京医療センター松本・菊野両氏に聞く◆Vol.4

インタビュー 2015年2月1日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

――JNPの給与体系はどうなっているのですか。 菊野 基本的には看護師としての給与体系で、JNP手当という形で、プラスアルファで月数万円を支給しています。「自分で大学院の学費を払う。大学院の2年間は給与も減る。その分を数年間で補える額」というのが、JNP手当の考え方です。進学のために休学する際は、基本給の7割を支給しています。ただ、救急外来で担当していると、夜勤手当や危険手当などが付くので、実際の給与は半分以下になっていたと思います。 松本 JNPには、(日勤や准夜勤はするが)夜勤や超過勤務を基本的にはさせていません。その分、月額定額でJNP手当を支払う。ただ、自発的に超過勤務していることはあります。 松本純夫氏は、救急や外科以外にも、各診療科にJNPを配置していくことが必要だと見る。 菊野 その方が燃えつきないからです。普通の看護師と比べて、金銭的にも優遇されています。 松本 医師の場合、原則としてなるべく超過勤務手当の全て請求できるようにしていますが、おのずと上限があると考える。この考えが、JNP手当につながりました。 菊野 その点でも、医師と割と似ていますね。 ――医師とJNP、...