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山中氏への期待、STAP問題も影響か◆Vol.10

医師調査 2015年1月9日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.9では、2015年に注目する人物について、理由も含めて任意で聞くと、約130人から有効回答を得た。 最も多かったのは、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥氏で、29人が回答した。理由としては、「これからの医療費の問題、難病の研究などを考えると再生分野はまだまだ発展すると思うから」「世界の再生医療のリーダーとしての確固たる地位確立のため」といった声が寄せられた。 その他の回答はばらついたが、2番目に多かったのは2014年にiPS細胞移植手術を世界で初めて実施した、理研多細胞システム形成研究センタープロジェクトリーダーの高橋政代氏。「症例を増やし、色素変性症への応用も期待したい」との声が上がった。理研のSTAP細胞を巡る騒動の中で、世界的に日本の研究に不信の目が向けられる中、山中氏や高橋氏など、日本が誇るiPS細胞を利用した医療の発展への期待は大きい。 安倍晋三首相についても4人が回答を寄せ、「医療界の改善望む」「アベノミクスの恩恵があれば良い」との声が寄せられた。日本医師会の横倉義武会長も4人が回答。社会保障費の削減圧力が続く中、「リーダーシップを期待している」との声があり、今後の...