1. m3.comトップ
  2. 医療維新
  3. 地域包括ケアは遂行できるか、2015年度の注目出来事◆Vol.12

地域包括ケアは遂行できるか、2015年度の注目出来事◆Vol.12

医師調査 2015年1月19日 (月)  池田宏之(m3.com編集部)

Q12では、2015年の医療界で社会の注目を集めそうな出来事、あるいは注目している医療界の動きなどについて、任意で内容と理由を聞いた。 他の質問と同様、iPS細胞を含めた再生医療研究への注目度は高いほか、地域包括ケアシステムや、エボラ出血熱などの感染症対策、研究不正への対応についても、複数の意見が寄せられた。主な回答は以下の通り。 【医療提供体制改革】 ・地域包括ケアシステムの音頭取りを、果たして行政のどの分野の責任者が遂行し得るのか? ・地域包括ケアシステム。医療と介護をどう結ぶのか、厚生労働省のプランだけでは見えてこなかったものが、少しずつ形を表してくる年だと思う。 ・医療介護総合確保推進法が、計画通り実施されるかどうか。行政府がどのくらい医療を理解できるか、皮肉を込めて注目している。 ・混合診療についての議論。保険診療体系が変革の時期と思うから。 ・在宅ケアの拡大のため、医師の既得権の解除がどれほど進むか? ・一般市民の意識がどう変わるか。 ・次期、診療報酬改定。厳しい内容と思われる。 ・大病院の紹介なし受診で5000円を徴収するようになることの効果。流れる患者の受け皿があるのか...