「第二の大野病院事件」を防げ!◆Vol.21
スペシャル企画
2015年2月20日 (金)
司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)
※大野病院事件スペシャル対談のバックナンバーはこちら ――最後に、先生方、それぞれ言い残したことをお願いします。 加藤 「いろいろな方にサポートされて、本当に恵まれた」と、いつも家族で話をしていました。 安福 言い始めるといくらでも出てきますが……(笑)。今日のお話の中には、今まで世の中に全く出ていない話、すごい話が結構出ている。 私自身は、この医療事件にかかわるとは、夢にも思わなかった。先生の事件を受ける前、3年間くらい、医師と弁護士の共同の勉強会をやっていました。もし勉強会で、若い弁護士たちと出会っていなかったら、大野弁護団はできていなかった。不思議な縁を感じますよね。人間社会の人と人との縁は、不思議でありがたいと同時に怖さを感じます。 加藤先生が言われたように、多くの方のサポートは大きかったですね。実は電話で「おまえ、(加藤先生の弁護を)やれ」と頼まれた時に、「どうしたらいいだろう」「どう向き合えばいいんだろう」とうろたえた。しかも、情報はなく、まして産婦人科の医療事故にはそれまでかかわったことがなかった。「全前置胎盤」と言われても、「どんな漢字を書くの?」というレベルだった。佐...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。