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「外国人医師の診療などを検討」国家戦略会議

レポート 2015年1月28日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

政府は1月27日、国家戦略特区諮問会議(議長・安倍晋三首相)を開き、外国人医師が特区内で日本人を診療できるようにするなど、特区ワ-キンググル-プ内で議論が進んでいる13の追加規制緩和案を報告した(資料は、内閣府のホームページに掲載)。安倍首相は「今国会を改革断行国会と位置づけており、農業、医療、エネルギー、雇用といったいわゆる岩盤規制に挑戦する法案を提出していく」とあいさつし、医療分野の改革も規制緩和の突破口にしたい考えを示した。ただ、厚生労働省は難色を示しており、今国会に提出予定の改正国家戦略特区法案に盛り込まれるかの見通しは立っていない。 13の規制緩和案は、石破茂地方創生相が今後特区で目指す改革メニューとして報告したもの。 医療・福祉分野では「議論が概ねまとまりつつあるもの又は各省が前向きに検討中のもの」として、 (1)iPS細胞から製造する試験用細胞等への血液使用の解禁 (2)都市公園内における保育所設置の解禁 「各省が困難として、議論が続いているもの」として、 (1)医師の不足・地域偏在に対応した、外国医師の診療解禁(日本人患者を含む) (2)医療保険・介護保険の住所地特例の...