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阪大の浜田博司氏、新CDBセンター長に内定

レポート 2015年1月30日 (金)  池田宏之(m3.com編集部)

理化学研究所は1月29日、STAP細胞の論文を巡る問題で組織改編した、多細胞システム形成研究センター(CDB)のセンター長に、現大阪大学大学院教授の浜田博司氏が内定したと発表した(プレスリリースは、理研のホームページに掲載)。就任は4月1日付。理事長の野依良治氏は、「経験を生かし、社会の研究に応えるセンター運営がなされるものと確信している」とのコメントを出した。理研の広報は、選考の過程などについて「コメントできない」としている。 浜田氏は岡山大学大学院を卒業後、米国立衛生研究所(NIH)などで研究し、東京大学医学部生化学教室助教授や大阪大学細胞生体工学センター教授などを経て現職。哺乳動物胚発生の分子制御機構の解明や、動物の体の左右非対称性の研究などで知られ、2014年には慶応医学賞を受賞している。理研に在籍したことはない。 理研は、昨年夏に発表したアクションプランに基づき、外国人を含む外部有識者から成る委員会を組織して、選考を進めてきた。リリースでは、選考の理由について、研究成果に加え、大阪大学大学院で、生命機能研究科長を務めた実績を挙げ、「若手研究者の育成や組織運営に長けた人物でもあ...