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癌や糖尿病を”診る”歯科医師 - 佐藤徹・日本歯科医師会常任理事に聞く◆Vol.2

インタビュー 2015年2月17日 (火)  聞き手・まとめ:池田宏之(m3.com編集部)

――歯科医師会がチーム医療で役割を果たすために、当面はどのような方針で進めるのでしょうか。 制度的には今後、(各都道府県が)地域医療構想を作ることになりますので、その中にしっかりと歯科の位置付けをしていくことになります。高齢者について考えると、病院、在宅、施設といった移動はサイクルであり、一定の地域の枠の中で完結できるようにしていくのが、地域包括ケアではないでしょうか。歯科の位置付けや体制整備を明確にするように、国にも働きかけていますし、特に重要と考える日本医師会とも連携を進めています。日本歯科医師会も、群市区レベルの医師会が750くらいありますので、現場での連携が進むようしてもらえればと思います。日歯から、都道府県の歯科医師会に、在宅歯科医療の方策についての考えを方を発出もしています。 日本歯科医師会常任理事の佐藤徹氏は、医科歯科連携の代表例として、糖尿病や癌を挙げた。 ――日歯として、糖尿病における連携を例示することがよくあります。糖尿病における連携とは、どのような現状ですか。 病診連携や診診連携の中では、歯周病治療していてなかなか回復しない人が糖尿病に罹患しているケースや、糖尿病...