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「専門医メリットなし」が最多の3割弱◆Vol.1

医師調査 2015年2月14日 (土)  池田宏之(m3.com編集部)

団塊世代が全て後期高齢者になる2025年に向けて、医療制度はさまざまな改革が進む中、臨床現場の意向が十分に反映されているとは言い難い側面もある。臨床現場の声を広く届けるために、m3.comの独自コンテンツ「医療維新」で継続的に取材してきたテーマの中から、特に医師にとって関心の高い話題についての動向を聞き、提言してもらうアンケートを企画した。回答期間は、2月6日から7日。総回答数は502人(病院の医師246人、診療所の医師256人)。取り上げたのは、「専門医」「チーム医療」「医学部」「レセプト審査と診療報酬」の4つ。その結果を随時紹介する。 Q.1-1 現在取得している18の基本領域の専門医 Q1-1では、現在取得している18の基本領域の専門医を、複数回答可能な方式で聞いた。最も多かったのは、内科学会で28.3%となり、次いで外科学会の9.4%。診療領域の広い2つの学会がトップ2となった。高齢化の進展で、慢性疾患の患者が増える中、回答者の57.0%を内科系医師が占めることもあり、内科学会専門医の取得率の高さが目立つ(回答者の属性は文末に掲載)。5%を超えたのは、2学会に加えて「小児外科学...