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専門医取得数、「1か2」が最多◆Vol.2

医師調査 2015年2月15日 (日)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.2 サブスペシャリティを含めた専門医の数 Q2では、18の基本領域のほか、サブスペシャリティも含めた専門医の数を聞いた。最も多かったのは、「1つか2つ」で、病院医師では55.3%、診療所医師で51.2%となった。更新に当たっては、学会への出席や論文掲載などで得られる単位について、学会が示す基準を超えなければならないが、多忙な診療の中で時間を割くのは容易でないとみられる。 病院医師で次いで多かったのは、「3つか4つ」で20.7%。医師数の多い大規模病院などでは、サブスペシャリティの専門医が、診療や役職に役立つことがあり、取得数が増えている可能性がある。 診療所医師で2番目に多かったのは、「なし」で28.5%となった。医師1人の場合、学会出席などの時間が取りにくく、専門医維持が容易ではない上、そもそも専門医のメリットが日常診療で感じない医師が多いことなどが理由と見られる。病院医師で、専門医の取得がなかったのは15.9%。 一方で、病院医師で「8つから10」「11以上」の回答が、それぞれ0.4%いた。...