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「診療の質担保の仕組み、導入を」、民間有識者

レポート 2015年2月17日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

2月6日に開催された政府の経済財政諮問会議の政策コメンテーター委員会(会長:伊藤元重・東京大学大学院経済学研究科教授 )で、民間コメンテーターは「日本は世界でも類を見ない自由放任主義的な医療提供体制。政府はまず、医療者が行う診療の質を担保する仕組みを導入すべき」と提案した。委員会で出た意見は、「概要」として2月12日の経済財政諮問会議にも提出されている。 委員会で集約された意見は、「政策コメンテーター報告の 概要」として提出され、医療に関しては、「【検討課題】医療費高騰の要因として、診断・治療の質のばらつきが考えられることから、医療者が行う診療の質を担保する仕組みの導入」という一文が盛り込まれた。 政策コメンテーター委員会は、重要な政策課題ついて幅広く知見を収集・集約し、経済財政諮問会議に提供していくことを目的に2014年7月に設置された。約60人の有識者は政策コメンテーターとして、委員会からの質問に答える形で、自身が重要と考える政策について意見する。2月6日の委員会では、各コメンテーターが1月中に文章で寄せた注力すべき取り組みについて、意見集約した。各コメンテーターの意見は2月12日...