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がん研有明など4病院が「適」、先進医療

レポート 2015年2月18日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

中央社会保険医療協議会総会(会長:森田朗・国立社会保障・人口問題研究所所長)の2月18日の会議に、先進医療会議の「国家戦略特区における保険外併用療養の特例」の対象医療機関の選定結果が報告された(資料は、厚生労働省のホームページに掲載)。 国家戦略特区の「東京圏」における、がん研究会がん研有明病院など、4医療機関について、いずれも「適」とする内容。これらの施設では、通常は先進医療の申請から実施まで6カ月程度かかるが、3カ月程度に短縮される。今後、東京圏の「区域計画」に盛り込まれ、実施に至る見通し。「東京圏」は、東京都と神奈川県、千葉県成田市で構成。医療関連事業の一つとして、「保険外併用療養の特例」が予定されている(『成田・医学部新設の検討、「重要で緊急性は高」』を参照)。 「国家戦略特区における保険外併用療養の特例」となる対象医療機関の基準は、中医協総会で了承していた(『特区の先進医療施設、30点満点で評価』を参照)。「臨床研究中核病院等と同水準の国際医療機関」という考え方で、(1)人員体制、(2)治験の実績、(3)総合評価(データセンター・臨床研究の推進体制の整備)――の3つの視点から...