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専門医「新制度で更新しない」は1割に満たず◆Vol.5

医師調査 2015年2月22日 (日)  池田宏之(m3.com編集部)

Q.4 専門医によっての診療報酬の差 Q4では、専門医によって、診療報酬の差をつけるべきかを聞いた。病院医師では、72.4%、診療所医師では51.2%が「差をつけるべき」と回答し、半数以上が支持する結果となった。診療報酬と専門医の関係を巡っては、 2006年1月に日本医師会の学術推進会議から出た「専門医制のあり方」 で、診療報酬と関連して特定専門医(仮称)制を導入するように 提言されたものの実現に至っておらず、制度設計と併せて、動向が注目される。 Q.5 新専門医制度ができた際の更新予定 Q.5では、現在検討されている新専門医制度ができた際に、専門医の取得や更新を予定しているかを聞いた。 「取得・更新する」は病院医師で67.5%、「診療所医師」では52.0%となった。新制度の全体像や詳細は、まだ明らかになっていないが、現時点で、「患者から信頼される」「生涯教育に有用」といった現状のメリットは引き続き期待できる中で、取得・更新が過半数を超える程度にとどまった。 専門医が、診療報酬制度で評価される制度になれば、大きく変化する可能性もある。 「現在取得していて、更新しない」の回答は、病院医師...