「ストップ患者負担増」、保団連が国会内集会
レポート
2015年2月20日 (金)
成相通子(m3.com編集部)
全国保険医団体連合会は2月19日、衆議院議員会館内で「ストップ患者負担増」と題して集会を開き、2015年度予算案の社会保障費の拡大を求めたほか、医療保険制度改革関連法の廃案などを訴えた。 医療保険制度改革法案は今通常国会で審議が予定され、患者の自己負担増加や患者申出療養(仮称)の創設などが盛り込まれる予定(『「紹介なし大病院の受診」、法で抑制』を参照)。同会長の住江憲勇氏は「このままでは医療保険制度 は解体してしまう。今が瀬戸際だ」と危機感を露わにした。 国会議員や保険医の会員ら約170人が集まった 全国保険医団体連合会は、会期中の今国会で審議される(1)2015年度予算案の社会保障関連予算で自然増8300億円(概算要求時)が4200億円に圧縮され、5%から8%への消費税増税分のうち16%しか社会保障の充実に使われていない、(2)医療保険制度改革関連法案で患者の自己負担が増加し(入院時の食事代の自己負担引き上げ、紹介状なしの大病院受診の定額負担、後期高齢者の保険料軽減特例の廃止)、保険診療と保険外診療が併用できる「患者申出療養(仮称)」が創設される、(3)集団的自衛権行使のための法整備...
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