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東京女子医大幹部から安全管理体制聴取

レポート 2015年2月24日 (火)  高橋直純(m3.com編集部)

厚生労働省の社会保障審議会医療分科会(会長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)が2月23日に開催され、医療事故が生じ、医療安全管理上の問題があるとされる東京女子医科大学病院の幹部を呼んで、事故に至った経緯などの事情を聴いた。分科会では特定機能病院の承認を取り消すか否かについての審議が行われており、今回が2回目(資料は、厚労省のホームページに掲載)。 分科会は非公開で行われ、終了後に厚労省医政局総務課が審議内容を説明した。東京女子医大から出席したのは岡田芳和病院長、副院長2人(医療安全対策部門、看護部門)、薬剤部長の計4人。これまでの経過、事案発生時の医療安全の体制、発生事案の原因分析状況、再発防止策などについて説明があり、委員からは「複数あるICU間で情報共有されていたのか」「職員の研修が十分に行われていたのか」といった質問が寄せられた。「事実関係の確認が主で、淡々と質疑応答があった」(総務課)という。現状で厚労省が把握している以上の新しい情報はなく、引き続き審議することで意見が一致した。 次回3月9日は群馬大学病院の病院長を呼んでヒアリングを行う。3月27日に両病院に関する...