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東北薬科大、医学部新設の“第二関門突破”

レポート 2015年3月3日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

2016年度の医学部新設を目指す東北薬科大学の「第6回教育運営協議会」(委員長:里見進・東北大学総長)が3月2日に仙台市内で開催され、文部科学省の「東北地方における医学部設置に係る構想審査会」に対し、医学部新設に関する「7つの条件」への対応状況をはじめとする関係書類の提出を了承した。同大学は今後、各委員から出た意見を踏まえ、最終的な取りまとめを行い、構想審査会に提出。同審査会で医学部新設について合意が得られれば、医学部設置認可の申請を行う予定。2016年度に医学部を新設する場合には原則、この3月末までに申請が必要であり、同大学は急ピッチで準備を進めることになる。 会議後に会見した東北薬科大学大理事長の高柳元明氏。 第6回会議では、非公開で教員採用計画についても議論し、基本的には了承が得られたという。採用予定者数は、臨床系と基礎系の教員を合わせて約170人で、「全ての診療科で、定員を満たすだけの採用予定者が決まった」(同大理事長の高柳元明氏)。うち30数%が東北大学の所属医師が占めるという。構想審査会で医学部新設の合意が得られた後に内定者に通知するともに、採用予定者数などを公表する予定。...